第5回講義 連結決算
1.連結決算とは
連結決算って聞いたことありますよね?
そうです。今年から、四季報を見ても連結決算が主になっているように日本の会計でも連結を主の公表
決算にしています。
何故でしょうか?
○山田商店鰍ニいう会社があったとします。山田商店は山田物産という子会社(100%子会社)をもっていたとします。
山田商店は自動車を取り扱っていましたが、今年は1台100万円の車(利益10万円)を50台売ったので
すがそのうち20台は実は山田物産に売っただけだったとしたらどうでしょう。
単体のP/Lでは、売上5000万円、利益500万円ということになりますが、これを連結にすると
売上3000万円、利益300万円となるのです。
どちらが実態を表しているかは一目瞭然ですよね。
これによって、子会社への押し売りや、子会社を使った粉飾決算を回避できるようになり、投資家にも会社
の本当の実態が分かるようになるのです。
2.四季報を見る上での連結決算
このページはあくまで、株式投資をする上で知って欲しい財務諸表入門ですので、
この連結決算での四季報からの情報を見る上でのポイントを示します。
○四季報では、連結決算と単体決算の両方が記載されています。
こうしてみると、連結と単体の売上がほとんど変わらない会社が実は多いのです。
つまりそういう会社はそれほど連結を気にしなくていいのですが、
大きな企業体だと単体の倍以上の連結決算をしている会社があります。
又、孝行息子の子会社があったりすると、連結がむっちゃいいかいしゃってありますよね
こういう会社は要チェックです。
○最近時の代表例
キョウデン・・プリント基板の会社ですが、ご存知ですか?
この会社実はあの安売りパソコンのソーテックの親会社なのですが、ソーテックの上場に伴い
保有株を売却してしまい。ソーテックはキョウデンの連結子会社からはずれてしまいました。
(発行済み株式の50%超を保有していることが子会社の条件です)
こうなると当然ながら、ソーテックでの儲けが連結にのってこなくなり、キョウデンの株は
売られました。
○連結決算での会計処理は改めて説明しますが、ポイントは上記の通りです。